ピースボートの新造船エコシップクルーズ

ピースボートの新造船「エコシップ」プロジェクト

ピースボート新造船
私がピースボートの船に乗ったとき、「エコシップのクルーズに申込み済みだよ」という方が多くいました。「エコシップ」というのはピースボートとジャパングレイスが立ち上げた新造船プロジェクトです。「エコシップ」という新しい船を造るのだそうです。この新造船のパンフレットを見たことがありますが、すごく先進的なフォルムの船だと思ったのをよく覚えています。
新造船の総工費は500億円で、欧米で客船を建造する際によく利用されるファイナンスの仕組みを活用すると発表しています。客船建造のためのファイナンスの仕組みを調べると、全額を一括で支払うのではなく、完成した後も数十年にわたって毎年支払っていく仕組みのようです。
この度、この新造船を利用したエコシップクルーズとしての第一回エコシップ「世界一周クルーズ」に加えて、新たに第二回と第三回のエコシップ「世界一周クルーズ」が発表されました。クルーズパンフレットを見ながら研究してみます。
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ピースボートの新造船「エコシップ」でのクルーズの航路

第2回エコシップ「世界一周クルーズ」

2022年9月12日(月)~2022年12月17日(土)[横浜発着・97日間]
2022年9月13日(火)~2022年12月18日(日)[神戸発着・97日間]
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9/12(月)横浜
9/13(火)神戸
9/16(金)厦門[中国]
9/21(水)シンガポール
9/25(日)コロンボ[スリランカ]
スエズ運河
10/5(水)~10/6(木)ポートサイド[エジプト]
10/8(土)サントリーニ島[ギリシャ]
10/9(日)ピレウス[ギリシャ]
10/11(火)~10/12(水)チビタベッキア[イタリア]
10/14(金)バルセロナ[スペイン]
10/16(日)カサブランカ[モロッコ]
10/18(火)ラスパルマス[カナリア諸島]
10/25(火)サルヴァドール[ブラジル]
10/27(木)リオデジャネイロ[ブラジル]
10/30(日)モンテビデオ[ウルグアイ]
10/31(月)ブエノスアイレス[アルゼンチン]
11/5(土)ウシュアイア[アルゼンチン]
南極遊覧
11/12(土)プンタアレナス[チリ]
11/16(水)バルパライソ[チリ]
11/22(火)イースター島[チリ]
11/29(火)パペーテ[タヒチ]
11/30(水)ボラボラ島[タヒチ]
12/6(火)~12/7(水)ホノルル[ハワイ]
12/17(土)横浜
12/18(日)神戸

第3回エコシップ「世界一周クルーズ」

2022年12月26日(月)~2023年3月25日(土)[横浜発着・90日間]
2022年12月27日(火)~2023年3月26日(日)[神戸発着・90日間]
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12/26(月)横浜
12/27(火)神戸
12/30(金)厦門[中国]
1/4(水)シンガポール
1/12(木)ポートルイス[モーリシャス]
1/13(金)レユニオン島[仏領]
1/15(日)~1/16(月)エホアラ[マダガスカル]
1/20(金)~1/22(日)ポートエリザベス[南アフリカ]
1/23(月)~1/24(火)ケープタウン[南アフリカ]
1/26(木)ウォルビスベイ[ナミビア]
2/3(金)リオデジャネイロ[ブラジル]
2/6(月)モンテビデオ[ウルグアイ]
2/7(火)ブエノスアイレス[アルゼンチン]
2/12(日)ウシュアイア[アルゼンチン]
南極遊覧
2/19(日)プンタアレナス[チリ]
2/23(木)バルパライソ[チリ]
3/1(水)イースター島
3/8(水)パペーテ[タヒチ]
3/9(木)ボラボラ島[タヒチ]
3/17(金)マジュロ[マーシャル諸島]
3/24(金)石巻[日本]
3/25(土)横浜
3/26(日)神戸



ピースボートの新造船「エコシップ」の部屋(客室)のタイプ

グランドデュープレックス

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ピースボートクルーズ初、メゾネットタイプ(二層構造)のスイートキャビン。自然光をふんだんに取り入れた、本船最上クラスのラグジュアリーな空間をご提供いたします。あなただけの至福の時間をご堪能ください。

スイート

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ワンランク上のゆったりとした安らぎの空間がここに。充実した居住スペースでは、落ち着きある贅沢な時間をお過ごしいただけます。室内でもバルコニーでも、リラックスした上質なひとときを。

バルコニー

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本船で最大の数を誇るバルコニー付きキャビン。ピースボートクルーズならではの、運河通航やフィヨルドの遊覧など、船旅のハイライトをお部屋から心ゆくまでお楽しみください。

インサイド

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参加しやすいインサイドキャビンも、もちろんご用意しています。ご友人同士で気軽に船旅を楽しみたい方にもオススメです。

ピースボート新造船エコシップの値段/費用

たとえば第2回エコシップ「世界一周クルーズ」の場合…

<クラスフロア旅行代金>
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ペアタイプ2人部屋(大人お一人様代金)
【GD】グランドデュープレックス10,570,000円
バルコニー/バスタブ付/72㎡
【PS】スイート 6,330,000円
バルコニー/パスタブ付/30㎡
【PB】バルコニー 3,490,000円
バルコニー/バスタブ付/19.5㎡
【PI】インサイド 2,770,000円
窓なし/パスタブ付/15㎡

シングルタイプ1人部屋(大人お一人様代金)
【SB】バルコニー 6,290,000円
バルコニー/バスタブ付/14.5㎡
【SI】インサイド 4,430,000円
窓なし/シャワー付/12㎡

フレンドリータイプ4人相部屋(大人お一人様代金)
【FB】バルコニー 2,770,000円
バルコニー/バスタブ付/19.5㎡
【FI】インサイド 2,210,000円
窓なし/パスタブ付/15㎡



ピースボートの新造船「エコシップ」まとめ

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現在ピースボートが使用しているオーシャンドリーム号から一気にランクアップしたイメージです。部屋の広さもデザインもグレードが上がり、高級感が格段にUPしています。

それだけでなく、このエコシッププロジェクトは地球環境に配慮した最先端技術を取り入れた取り組みです。世界各国の政府や市民、さらにはCOP(国連気候変動枠組条約)などの国際会議で注目され、取り上げられているそうです。商船三井のにっぽん丸、日本クルーズ客船のぱしふぃっくびいなす、日本郵船の飛鳥2とはまた違う魅力がエコシップにはありそうです。長年にわたり世界を回っているピースボートだからこそ建造できる船なのかもしれません。

環境に配慮した「エコシップ」の建造を担う造船所とは

「エコシップ」は、ヨーロッパ屈指の技術力を誇るフィンランドにあるアークテック・ヘルシンキ・シップヤードという造船所での建造が決まったそうです。アークテック・ヘルシンキ・シップヤードは、大型クルーズ客船、フェリー、砕氷船など500隻以上を建造してきた実績があります。1990年代以降は、世界最大のクルーズ会社カーニバル・クルーズラインの客船を中心に、5万トンから8万トン級の大型客船を建造するなど、国際的に高い評価を受けています。アークテック・ヘルシンキ・シップヤードは北欧の造船所らしく、エコテクノロジーの導入にも積極的です。そのようなこともあり、今回エコシップの造船を請け負うことが決まったようです。

環境配慮型のピースボートエコシップコンセプト

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ピースボート「エコシップ」のコンセプト
ピースボート(Peace Boat)が手掛ける環境配慮型の新しいコンセプト船です。この船には年間約5,000人が乗る予定とのことです。ピースボートのエコシップは、海洋汚染や気候変動などの環境問題を解決してくための技術の研究開発を支援する、いわばサステナビリティ(持続可能性)に関する研究所=ラボとしての役割も担う予定です。

ピースボート「エコシップ」の設計
エコシップは、Oliver Design(オリバー・デザイン)会社による革新的な設計が取り入れられています。ザトウクジラをモチーフにした55,000トンの船体は、空気力学をいかし、環境にやさしいデザインになっています。

ピースボート「エコシップ」の再生可能エネルギー
船には開閉式の風力発電機10台、開閉可能な太陽光発電帆10基、さらに6000m²のソーラーファームが装備され、再生可能エネルギーを利用した発電を行います

ピースボート「エコシップ」の推進力の詳細について
エコシップの推進には、将来的にはバイオ燃料でも動かすことのできるハイブリッドエンジンが使われます。エンジンの主燃料には当面は液化天然ガス(LNG)が使用されますが、風力発電機が風を引き込む力と太陽光発電帆が推進エネルギーの20%ほどを担うと考えられており、燃料利用の削減につながるとされています。

ピースボート「エコシップ」の持続可能(サステナブル)な特徴
船内の暖房や空調には、燃料を利用する際の廃棄エネルギーを再利用(リサイクル)します。これにより、船全体の電力負荷が従来のクルーズ船に比べて50%削減できるとのことで、かなり環境に配慮したしくみになります。

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ピースボートは国連が推進する持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)のキャンペーン船として、地球環境に配慮した社会づくりを訴えてきました。また、近年、環境や社会に配慮した企業に投資をするESG投資というものが世界的に注目されつつあります。エコシッププロジェクトはこのふたつの流れをうまくとりいれた取り組みと言えそうです。現在よりも地球への負荷をかなり減らした自然エネルギー重視の航海を実現することで。クルーズ業界に新たな風を吹き込んでくれそうです。
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エコシップの中には植物園のような癒し空間もできるとか。完成したらいち早く船内を見学してみたいですね^^

エコシップのフォルムが進化!?

エコシップクルーズを申し込み済みの人には、ピースボートエコシップの新しいパンフレットが発送されているようです。そのパンフレットには、当初の物から大きく変わった最新のエコシップのイメージ図が掲載されています。新幹線のような形からよりモダンなフォルムになっています。
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追記
2017年5月30日、ピースボートはフィンランドの造船会社Arctech Helsinki Shipyard Inc(アークテック・ヘルシンキ・シップヤード)と造船についての合意を書面で交わしました。さらにスカンジナビア最大級のノルウェーの海事見本市Nor-Shippingでは、ピースーボートの創設者でディレクターの吉岡達也氏とアークテック・ヘルシンキ・シップヤードのCEOのEsko Mustamaki氏、そして船級協会DNV GLの副社長兼北米地域マネージャーのJon Rysst氏がこの合意について発表しました。

参考サイトURL
http://peaceboat.org/english/
http://ecoship-pb.com/
http://www.ship-technology.com/projects/peace-boats-ecoship/

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