ピースボートが2隻目の船をチャーターしたことを発表しました。
新チャーター船の名前はクルーズ客船『ゼニス号 ZENITH』。ゼニスとは、日本語で[頂点]という意味なんだそう。

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PEACE BOAT、JAPANGRACEでチャーターすることになったエコシップの代替船ゼニス号の情報を集め、メリット・デメリット情報を考察してみました。

1ゼニス号 ZENITHの基本データ

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[船名]ZENITH ゼニス号
〈総トン数〉47,413t
〈全長〉208m
〈全幅〉29m
〈喫水〉7.7m
〈デッキ数〉12階
〈乗客定員〉1,828名
〈船籍〉マルタ
〈建造国〉ドイツ
〈造船所〉josLMeyerGmbH&Co-Papenburg
〈就航年〉1992年4月(2006年改装)
〈建造費用〉2億1000万ドル(日本円で440億円。※建造当時1ドル210円だったため)
〈主機関〉ディーゼル(4基)
〈総出力〉19960kW(27138馬力)
〈推進器〉プロペラ(2基)
〈運行速度〉21.40ノット ※約38km/h

2「最高」の名を冠するかつてのファイブスターがゼニス号

ゼニス号(ZENITH)は、建造当時、ハイランク船として評判が高かったそうです。1992年にセレブリティクルーズからデビューした「ホライズン号」の同型2番船がゼニス号です。「ホライズン号」とともにカリブ海を定期的にクルーズする客船としてはじめて、ベルリッツ刊でファイブスターの評価を得た船です。船内はアールデコを現代風にアレンジしたデザイン。2007年から世界的に有名な船会社プルマントゥールの船隊に加わりました。近年はフランス向けブランド、クロワジエール・ド・フランスの客船として、マルセイユ発着でフランス人向けのクルーズを実地していました。クロワジエール・ド・フランスの休止を受けプルマントゥールに戻っています。西洋では珍しくオール・インクルーシブ制(施設使用料、食事、ドリンク代を含んだ料金制度)を導入していた船です。

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※データは『クルーズ客船データブック』より抜粋

そもそも客船はファイブスター(星5つ)でランクづけされますが、ゼニス号(ZENITH)はファイブスター(星5つ)を獲得した、実績ある船です。ちなみに航行中のオーシャンドリーム号はスリースター(3つ星)あたりになると思われます。

3ピースボートがゼニス号を使った航路を発表

ピースボートは、2隻同時に世界一周クルーズを行うことを発表しました。新しくチャーターしたゼニス号での世界一周は[ピースボートII]という名称がつけられ、[ピースボートII]の第1回、第2回、第3回の航路が、同時に発表されています。また、全国各地で開催している旅行説明会でも、スライドを使って紹介されているようです。

第1回ピースボートII 地球一周の船旅

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第1回クルーズの特徴は、ピースボート過去最多の27寄港地をめぐる航路です。メインとなるのは、<ヨーロッパ&カリブ海>です。

横浜(日本)、大阪(日本)、恩州(中国)、ダナン(ベトナム)、シンガポール、コーチン(インド)、マッサワ(エリトリア)、ポートサイド(エジプト)、サントリーニ島(ギリシャ、ピレウス(ギリシャ)、ドゥラス(アルバニア)、コトル(モンテネグロ)、バーリ(イタリア)、スプリト(クロアチア)、ナポリ(イタリア)、バルセロナ(スペイン)、ルアーブル(フランス)、ルーアン(フランス)、ゼーブルージュ(ベルギー)、ロンドン[ティルブリー](イギリス)、レイキャビック(アイスランド)、ハミルトン(バミューダ諸島)、モンテゴベイ(ジャマイカ)、ベリーズシティ(ベリーズ)、ロアタン島(ホンンジュラス)、クリストバル(パナマ)、プエルトケツァル(グアテマラ)、マンサニージョ(メキシコ)、ホノルル(ハワイ)、横浜(日本)、大阪(日本)

第2回ピースボートII 地球一周の船旅

第2回クルーズのハイライトは、アイスランド付近で鑑賞するオーロラと、一度は訪れたい世界遺産、高度2000m級の位置に存在する謎の天空都市「マチュピチュ遺跡」です。

横浜(日本)、神戸(日本)、アモイ(中国)、シンガポール、コーチン(インド)、ポートサイド(エジプト)、サントリーニ島(ギリシャ)、ピレウス(ギリシャ)、バレッタ(マルタ島)、チビタベッキア(イタリア)、バレンシア(スペイン)、ポルト(ポルトガル)、ナント〔セイントナザーレ〕(フランス)、リバプール(イギリス)、グラスゴー〔グリーノック〕(スコットランド)、レイキャビック(アイスランド)、フリーポート(バハマ)、モンテゴベイ(ジャマイカ)、クリストバル(パナマ)、カヤオ(ペルー)、イースター島(チリ)、パペーテ(タヒチ)、ホノルル(ハワイ)、横浜(日本)、神戸(日本)

第3回ピースボートII 地球一周の船旅

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第3回クルーズの特徴は、冬の航路ならではの南回り航路です。飛行機ではおとづれることが難しい南米・アフリカ大陸などの国々へ寄港します。そして、地球上最大の夏のお祭り、ブラジルのリオデジャネイロにて行われる【リオのカーニバル】を観戦することができるのが一押しポイントです。個人的にリオのカーニバルに行きましたが、大気と地面がゆれるほどの大迫力の行進は、熱気にあふれていて必見です。

大阪(日本)、横浜(日本)、ホノルル(ハワイ)、ボラボラ島(タヒチ)、パペーテ(タヒチ)、イースター島、カヤオ、バルパライソ(チリ)、プンタレナス(チリ)、ウシュアイア(アルゼンチン)、フォークランド諸島、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、モンテゴベイ(ウルグアイ)、リオデジャネイロ(ブラジル)、サルヴァドール(ブラジル)、ウォルビスベイ(ナミビア)、ケープタウン(南アフリカ)、ポートエリザベス(南アフリカ)、エホアラ(マダガスカル)、レユニオン島(フランス)、ポートルイス(モーリシャス)、シンガポール、アモイ(中国)、大阪(日本)、横浜(日本)

ピースボートIIの航路おすすめは

ピースボート・ジャパングレイスが開催している説明会に行ってみるのもいいでしょうが、個人的に、3つの航路はこういう人に向いているでしょう。

海外初心者/海外に不安がある人には…

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→27寄港地も訪れるピースボートプレミアムの第1回はクルーズ好きにピッタリです!

バランスよくいろんな地域に行きたい人には…

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→第2回クルーズがおすすめ。前半に北半球、後半は南半球をめぐり、文化遺産や自然遺産を堪能できて、バランスがとれています。バランス重視派にGOODです!

珍しい秘境に行きたい!大自然が好きという人には…

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→第3回クルーズはいかがでしょうか。南米・アフリカ航路がとにかく魅力。北半球の観光都市はたくさん行った人には、魅力的な航路です。

4ピースボートIIとしてのゼニス号(ZENITH)の役割

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昨今のピースボートクルーズは、満席が続いているようです。若者も高齢者も当然のことながら、海外からの乗船者も増えています。募集クルーズは毎回、1000人を超えているといわれています。また、寄港地だけでなく、船内でも国際交流が繰り広げられています。今回、『ピースボートII』として発表されましたが、どんな人が乗船するのでしょうか?パンフレットには、『セレブリティクルーズからデビューした華やかな歴史、その優雅さとモダンなデザインとが同居した、船旅らしさを感じる客船です。中略 バルコニーキャビンの設備に加え、アップグレードした充実の船内サービスがクルーズライフを彩ります。』と記載がありました。また、船内サービスも一新していて、ミニバーが付いていたり、ルームサービスの提供もあるとのことです。他船でも行われているような、有料トータルビューティープログラムも新サービスとして提供することが決まっています。美・健康に特化し、女性層の支持を広く集めそうです。ピースボートクルーズ、つまり安く世界一周したいひとにはオーシャンドリーム号。ランクをあげた船やリピーターはゼニス号(ZENITH)へ乗船していくことになっていくのでしょう。けれども、金額的に比較してもそれほど差異(フレンドリー4人相部屋は、オーシャンドリーム号より20万円ほど高い程度です)はありません。ランクが上がっても、普段のピースボートクルーズと金額もあまり変わらないので、後々はゼニス号(zenith)へと一本化していくかもしれません。

5ピースボートIIの評判を施設から検証

設備を一挙調べてみました!

5階レセプション

レセプション
ホテルのフロントのようなもので、ここでオプショナルツアーの申し込みなどができるようになるのでしょう。

7階ブロードウェイ・ショーラウンジ

ブロードウェイラウンジ

ブロードウェイラウンジ
名前の通り、ショーを行うスペースです。写真をみるかぎり2階まで席があります。

7階カフェ&バー

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名前の通り、カフェ&バーになるのか、ピースボートの船内企画で使われるかはわかりません。

7階メインレストラン

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ゼニス号の評判を調べると料理がとてもすばらしいようです。窓が付いているレストランなので、毎日美しい景色を見ながら食事が楽しめそう。

8階カードルーム


囲碁・将棋・麻雀・カードゲームをするためのスペースになると思われます。

8階ショッピングエリア

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ピースボートの売店が置かれると予測します。8階の中央部に位置するので、立地としては申し分なし。売店設置だけではもったいないので、ピースボートセンターが置かれると予想します。

8階図書コーナー


文庫、小説、新聞などが置かれるエリア

8階ラウンジ(ピアノクラブ)


バーになっていますが、ピースボートの自主企画などで活用されるでしょう。

11階プール&キッズプール

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気持ち良さそうなプールエリアです。特に、両脇サイドにあるデッキチェアでのんびり日光浴が気持ち良さそうです。

11階ビュッフェレストラン

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いままでのピースボートだと、麺類、丼モノが提供されるのがビュッフェレストランになります。バイキング形式なので好きな分だけセルフサービスでとることができます。

12階美容室


世界一周となると髪も伸びます。おしゃれを楽しむ日には、美容室で身だしなみを整えてみましょう。

12階スポーツジム


いままでの船のスポーツジムとは異なり、広々しています。器具も使いやすそうです。

12階トータルビューティーサロン


有料でボディメイクができるスペースです。

12階ジャグジー


最上階となる12階の後ろにジャグジーがあります。船が遠てきた航跡がみられるでしょう。

6客室(CABIN)

CABIN
ゼニス号(zenith)の定価金額一覧表です。早特割引の締め切りが間に合えば、船賃から40万〜150万円の割引でピースボートに乗ることができます。

<ペアタイプ>2人部屋
Aペントハウススイート

(44平米、バルコニー、窓あり、お風呂、11Fデッキ)
655万円

Bデラックススイート

(43平米、バルコニー、窓あり、お風呂、10Fデッキ)
590万円

CジュニアスイートⅠ

(24平米、バルコニー、窓あり、お風呂、10〜11Fデッキ)
470万円

DジュニアスイートⅡ

(23平米、バルコニー、窓あり、お風呂、10Fデッキ )
450万円

EバルコニーⅠ

(16平米、バルコニー、窓あり、シャワールーム、9〜11Fデッキ)
350万円

FバルコニーⅡ

(16平米、バルコニー、窓あり、シャワールーム、10Fデッキ)
330万円

GスタンダードⅠ

(15平米、シャワールーム、窓あり、4〜6Fデッキ)
248万円

HスタンダードⅡ
(15平米、シャワールーム、窓あり、9Fデッキ)
238万円 ※写真は上記スタンダードⅠと同部屋

Iエコノミー

(15平米、シャワールーム、4〜6Fデッキ)
228万円

<シングル>1人個室
JスタンダードⅠ

(15平米、シャワールーム、窓あり、4〜6Fデッキ)
446.4万円

Kエコノミー

(15平米、シャワールーム、4〜6Fデッキ)
410.4万円

<フレンドリー>4人相部屋
LスタンダードⅠ

(15平米、シャワールーム、窓あり、4〜6Fデッキ)
198万円

Mエコノミー

(15平米、シャワールーム、4〜6Fデッキ)
175万円

Nバジェット
(15平米、シャワールーム、4〜6Fデッキ)
159万円
*全室共通の設備として、トイレ、テレビ、ヘアドライヤー、電気ポット、セーフティボックス(金庫)が設置されているそうです。

定価の金額は、オーシャンドリーム号より高めに設定されていますが、早特割引期間内であれば、金額もっと割り引かれます。オーシャンドリーム号のフレンドリータイプに、10〜20万円追加するだけで、ゼニス号(Zenith)に乗ることができます。ゼニス号の寄港地は人気の都市にいくので、オーシャンドリーム号かゼニス号か検討の余地あると思います。

7ゼニス号(zenith)の申し込みと申し込みキャンセル


クルーズで世界一周する場合は、だいたい12ヶ月〜24ヶ月ほど前から募集がスタートします。スタート時から申し込み受付を行なっていきます。海外クルーズの場合は、申し込みをしてお金を入金した時点で、取り消し費用がかかってしまうこともあります。キャンセルチャージとも呼びます。しかし、日本で募集しているクルーズ船は、「行こう!」と申し込みして入金したとしても法律で守られているため、すぐには取り消し費用はかかりません。ピースボートの世界一周取り消し(キャンセルチャージ)のルールはこちらです。
①90日前以降61日前まで 旅行代金の5%
②60日前以降31日前まで 旅行代金の10%
③30日前以降21日前まで 旅行代金の20%
④20日前以降3日前まで 旅行代金の30%
⑤2日前以降旅行開始日まで 旅行代金の50%

ここでポイントとなるのは①です。[90日前以降61日前まで 旅行代金の5%]と記載があります。91日前までは取り消し料がかからないということが読み取れます。親族が入院したり、自分自身のライフプランが変わったりすることもあります。その時には91日前までに決めれば取り消し料はかからず、振込したお金は全て返してもらえます。私の母も、ライフプランの変更でピースボートクルーズを取り消ししたことが何度かありました。ジャパングレイス(0570−030−6171)に連絡して、1〜2週間ほどで全額返金されました。希望のクルーズの部屋があれば早めに取って(予約)おいてもよいと思います。

8Pullmantur Zenith紹介動画

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youtubeで見つけました

ゼニス号①
https://youtu.be/y75xWvzNmos

ゼニス号②

ゼニス号③空撮
https://youtu.be/Wcpc3SmgMJs

9ゼニス号(zenith)の評判と評価

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ゼニス号はピースボート・ジャパングレイスが使用する前、ヨーロッパ周遊クルーズとして運行していて、その販売は、クラブツーリズムやゆたか倶楽部が行っていました。クラブツーリズムが当時使用していた料金表を発見したので、1日あたりの船賃を算出してみました。


調べるのは、ゼニスの基本となる窓付部屋で、ギリシャ〜イタリアを周遊するプランをサンプリングとしました。12日間クルーズだとだいたい日本円で39.8〜49.3万円ほどです。シーズンごとによって金額は異なりますが、今回はもっとも格安シーズンの金額39.8万円をピックアップして計算してみます。39.8万円を12日間で日割りすると1日あたり、33.166円となります。ピースボートが使用した場合のゼニス号(zenith号)は、同等の部屋であるペアスタンダード利用で、1人あたり248万円となります。100日間の日割りとすると、Ⅰ日あたり2.48万円となります。ピースボートが船を動かすと他の会社が運営するときよりも、船賃は引き下げられます。しかし、ピースボートには早特割引がありますので、これを使用するとさらに50万円ほど割引になります。つまり198万円で乗船することができてしまうのです。198万円を100日(本当は100日を超えますが、計算しやすくするため100日とした)として日割りするとⅠ日あたり1.98万円で世界一周できてしまうのです。

クラブツーリズムがゼニス号を使用していた一番安い相場【Ⅰ日あたり33.166円】
ピースボートでゼニス号を使用する相場【Ⅰ日あたり19.800円】

結論
ピースボートで世界一周する場合は、相場より安く設定されます。これは過度なサービスや、スタッフがボランティアであるということ、若者が参加しやすくするための料金設定であるからだと思います。また、ピースボートはNGOです。アジアを含めてたくさんの人たちが集う国際交流の船を目指しているというのも安くなる要因だと推測されます。

10プレミアムクルーズのゼニス号は乗ってもいいのか?


ゼニス号(zenith)で世界一周できるのは格安の価格設定です!ゼニス号での世界一周はオススメです。
過去評判が高く、快適な空間という評判の船なのに、安く世界一周することができる。オーシャンドリーム号より部屋代が数十万円高くなるが、ゼニス号(zenith)で世界一周も検討にいれてもよいと思います。セルフサービスが多いピースボートではありますが、このランクの船で世界一周をして1日1万円代で旅ができるなら、確実に検討の余地ありです。私の母親は早速ゼニス号(zenith)に申し込みをしていました(笑)私も、ピースボートで見学会が発表されたら行ってみようと思います!